実際に20代で上京を体験された方に、上京の魅力をインタビューしました。
上京して良かったこと
プライベートが充実する
Q.上京して良かったことは何ですか?
A.イベントが多いのが嬉しいですね。東京では毎週のようにフェスやライブなどがあります。休日に楽しめるエンタメが多いのは勿論、春の花見、夏の花火大会、秋のハロウィン、冬のイルミネーションなど、四季ごとのイベントを楽しんでいます。
人の目を気にしなくていい
Q.他にも、上京して何か良かったことはありますか?
A.人の目を気にしなくてもよくなった、というのが大きいです。地元は狭いから、よくも悪くも噂が広まるのが早い。休みに一人で買い物していると確実に浮きます。周りは家族単位の行動が多いから、一人でご飯に行くのも躊躇しちゃいます。東京ではそんなこと気にせず、一人で気軽にカフェもご飯もいけるのがいいですね。
上京で不安だったこと
東京に対するイメージ
Q.上京に対して不安だったことはありますか?
A.東京に来る前は都会に対してマイナスな印象もありました。犯罪が多いイメージもあったけど、田舎と違って夜遅くまで人が出歩いているし、街頭も多くて明るい。コンビニや交番も多いから、地元の夜道より逆に安心です。
東京は冷たい人が多いイメージもあったけど、地方から来た人も多く、実際はそんなことありませんでした。電車が色々あって不安という人は乗り替え案内アプリがおすすめです。ちなみに私も何度も道を間違えたり、迷子になってます。いまだに新宿駅の構造が分からないです(笑)。
あとは、東京に一人で出てきて、友達ができるかも不安でした。でも、職場には必ず同僚がいる。また、人が多い分、同じ趣味を持っている人を見つけやすいのが嬉しいですね。社会人サークルなんかも多いし、出会いの場はたくさんあります!
上京資金
Q.上京資金はどうでしたか
A.私の場合は、その時貯金が30万円しかなかったんですが、ちょっと足りませんでした。そのため、上京するのにいらないものを売って、それを引越し資金に充ててなんとかやりくりしました。
まず最初に処分したのは車です。関東は交通網が充実しているから、車はいらない。というわけで、3社に査定をお願いしたところ、なんと95万円で売れました!そこから車のローンを支払い、残ったのが55万円。これで合わせて85万円です。
さらに、引越しは両親や友達に協力してもらいました。家具がなかったので、持ちものは服や小物のみ。引越し費用はゼロにできました!
必要な家具や家電は引越し後に購入。最初に最低限必要なものを揃えて、後から買い足していきました。引越し費用の内訳はこんな感じです。余裕ができるたびに家具を買い足すのが楽しかったです!中には家具家電付きのアパートなんかもありますが、この場合は10万円くらい浮きます!実際に住んでいる友達の話を聞くとけっこう壁が薄いみたいなデメリットもあるみたいですが、最初の費用を抑えたい人にはアリだと思います。
■上京にかかった費用
賃貸の初期費用:25万円(敷金1 / 礼金1 / 家賃2ヶ月分)
冷蔵庫:15000円(中古)
洗濯機:3万円
ベッド:1万円
テレビ:なし(余裕が出来てから買いました)
食器棚:1万円
テーブル:5000円
食器や細かいもの:3万円
計:34万円
親の説得
Q.ご両親は上京することに賛成でしたか?
A.お金あるの?と心配されました。お金については、車を売ったりしてある程度最初の生活資金を確保したことと、毎月かかる生活費の計算を見せて親を説得しました。あとはもう熱意で押し通す(笑)一度家を出てしまえば、私も親もお互いに自立できる。寂しい気持ちもあったけど、自分の将来のビジョンをしっかり伝えて了承を得ることができました。親は心配だからこそたくさん口を出してくるけど、しっかり向き合って根気強く説得すればきっと耳を傾けてくれます。そして、東京に出てきてちゃんと暮らしいてる姿を見せれば、両親も安心してくれます。
■1ヶ月の生活費
~固定費~
・携帯代 約1万円
・光熱費 約1万円(冬は1万5千円)
・家賃 給料の3分の1 (約5.5万円~7万円)
・食費 2万円
・奨学金返済額 1万5千円
計:約10万円
余ったお金は、趣味や貯金に…!!
本当に暮らしていけるのか
Q.どのくらいの収入があれば、東京で暮らしていけるのかということを心配している人は多いと思いますが、実際はどうでしたか?
A.上京してきた当時は手取り15万円で暮らしていました。
理想はたくさんあるけど、最初の1年は身なりに合った生活をするのがいいと思います。少しずつ好きなものを揃えて、行きたい場所に行って、食べたいものを食べる。そうやって、だんだん理想の暮らしができるようになっていく。いまもまだその途中です。
上京経験者からのメッセージ
今の自分を変えることで見える世界がある。
いい意味でも、悪い意味でもたくさん失敗して学んで
一回りでも、二回りでも、大きな人間になろう!いい女になろう!
自分で挑戦することが何よりも大事で、自分が一番輝いている瞬間だと思います。