転職初日は新しい職場への期待と同時にうまくやっていけるか不安や緊張も高まるもの。
転職先での新たなスタートを切るために準備しておきたいことをご紹介します。
前日までに準備すること
当日の身だしなみ・服装・持ち物の確認
大切なのは「清潔感」があること。服がしわだらけだったりしないか、靴やかばんが汚れていないか、メイクや髪形は控えめで派手ではないかなど確認しておきましょう。
また、持ち物も筆記用具やノートのほか、会社から指示されたものがそろっているか確認しましょう。事前に服装・持ち物を確認しておくことで、当日に迷ったり、あわててしまったりすることを防げます。
自己紹介文の用意
自己紹介は周囲に自分を印象づける大切な機会です。自己紹介を求められた場合に備えて、名前や経歴、会社に対して感じた魅力など、伝えたい内容を簡潔にまとめておくとよいでしょう。
出社場所・時間の確認
当日に迷ったりあわてたりしないように、交通手段や乗り換え情報だけでなく、道順や建物の出入り口なども調べておきましょう。初日から遅刻という事態を避けるためにも、可能であれば、前日までに一度会社まで足を運んでみると当日スムーズに出社できます。
初対面で好印象を与えるマナー
初対面で好印象を持ってもらうために
新しい環境に身を置くときには、誰もが不安になります。ポイントは、まず相手に受け入れてもらうことです。相手に受け入れてもらうためには、第一印象が重要です。
第一印象の第一関門は視覚から入ってくる印象です。視覚に関係する項目として、前項でお伝えした『身だしなみ』の他に『表情』『あいさつ』『態度』の3つがあります。
表情
表情とは、その人の”気持ち”が顔に表れ出た様子のことです。あなたの表情をみて、相手があなたと良いコミュニケーションをとりたいと思える表情でいるように心がけましょう。そのためには感じの良い微笑みは必須です。良い表情で居続けるための表情トレーニングは次のとおりです。ぜひ、今から毎日、時間のあるときは鏡をみながらトレーニングして下さいね。
好印象ゲット!表情トレーニング法
1.鼻から下を雑誌などで隠す。(マスクを着用してもよい)
2.鏡をみながら、目が微笑むように顔の筋肉を動かします。
3.目が微笑めば、自然と口角が上がっている。
あいさつ
家から一歩外に出たら、すれ違う人には自分から微笑みのアイコンタクトをするくらいの気持ちで、常に先手のあいさつを意識しましょう。
あいさつをする理由は、自分から心をひらいて相手との距離を近づけること。その結果、良いコミュニケーションをとり、円滑かつ信頼し合える人間関係を築くことです。誰に対しても分け隔てなく、自分から先に感じの良いあいさつを行ってくださいね。
また、相手との距離を近づけるためには、あいさつ言葉に、 プラスのひとことをそえることも忘れないようにしましょう。
態度
見た目の態度は、実は内面の気持ちが外面に表れ出るもの。したがって、外面的態度(足を組む・背もたれに寄りかかるなど)は内面的態度からくると意識しましょう。内面的態度は次の3つに大きく分類できます。
1.自己管理
1)健康管理
体は資本。飲み過ぎや体調不良で欠勤の多い人は仕事に悪影響が出るのではと上司などから心配されやすい。
2)感情のコントロール
プライベートな問題や叱られた・注意されたなどの後遺症からふてくされた表情にならないように。
2.自己啓発
志を達成するために、それに向かって勉強できることをする。目標に向かって邁進している人は、生き生きと輝いているので、つい手をさしのべたくなるもの。周囲の人たちから協力してもらえます。
3.マナーの心
相手を思いやる心があれば、外見の態度や言葉にもその気持ちが表れ、相手から受け入れてもらいやすくなります。
まとめ
マナーにはこういうときにはこうしなければならない、という決まり事はありません。時や場所、相手やその目的などに応じて、相手に心地よくなってもらうための言動こそがマナーです。
しかし、こうした姿勢は一朝一夕で身につくものではありません。普段から誰に対しても丁寧に接するということを心がけておくことが大切。それを続けていけば自然と「印象のいい人」になっていきます。
新しい職場で緊張もあるかと思いますが、事前に準備できる点は準備し、笑顔であいさつ、自ら積極的に話しかけるなど、好印象でスタートできるような姿勢を心がけましょう。