保育士の一斉退職が起こっている
保育士の仕事は非常にハードで人間関係のトラブルも多い職場です。
そのため、不満に耐えかねて保育士が一斉に集団で退職したというニュースも入ってきます。
ここでは実際に起こった保育士集団の一斉退職の事例をお伝えした上で、その理由や対策についてまとめています。
参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
園長のハラスメントが原因
理由として多いのは、パワハラ、セクハラ、マタハラなどのハラスメントを受けていたということがあります。
妊娠中の保育士が欠勤した時に「つわりは病気じゃない」などと批判されるなど普通では感がられないような扱いをされるケースもあるようです。
常に圧力をかけられ監視されている恐怖に極度のストレスを感じるなどという理由から一斉退職の原因になっているようですね。
保育士の一斉退職の例1.浜松市の保育園
まずは1つ目の事例ですが、朝日新聞デジタルの記事によりますと浜松市西区の私立認可保育園で、園長らのハラスメントを理由に保育士ら18人が今月28日付で一斉退職したいみたいです。
浜松市西区雄踏2丁目にある「メロディー保育園」という保育園で、保育士17人と栄養士1人が退職しました。
保育士の一斉退職の例2.三鷹市の保育園
2019年の2月には東京都三鷹市の認可保育園で、一斉退職が起こりました。
保育士・調理師ら10名以上が労働組合「介護・保育ユニオン」に加盟し、経営側に保育環境・労働条件の改善などを求めて団体交渉を申し入れたのです。
経営側が要求に応じない場合、3月に少なくとも1日の全日ストライキを実施すると予告しており、保護者にもすでに呼びかけを始めています。
この保育園では、これまで退職者が相次いでいました。現時点で精神疾患などの理由で休職に追いやられている職員が数名おられます。
このままでは春から働き続けられるかわからないという声も複数聞かれ、ここ数年、全国で続出している保育園職員の集団退職が、この保育園でも現実味を帯びてきている。
保育士の一斉退職の例3.世田谷区の保育園
東京都世田谷区でも保育士が一斉退職するというニュースがありました。
その理由は賃金の未払いだったそうです。
世田谷区では全国で3番目に待機児童が多いと言われているみたいで、保育士が足りていないという状況が続いていたことが考えられます。
保育士の仕事は非常にハードで、それに見合った給料が得られない、自宅に持ち帰りの仕事などもたくさんあります。
保育士の一斉退職は低賃金も影響
そして低賃金であることはほとんどの保育士も承知の上でこの仕事を選んでいるのでしょうが、賃金が低いということも退職の要因の1つとなっていると思います。
マイナビの記事によりますと私立保育園で働く保育士さんの平均年収は296万円。
税金や保険料を引いて実際手元に残る手取りの月収を見てみると、平均18万円という結果になっており、仕事がしんどい割には給料が低いという意見もあるようです。
保育士の深刻な人材不足問題も
保育士たちが追いつめられる理由の一つは、人員不足による過剰な業務負担です。
朝早い出勤のシフトである「早番」のできる保育士を十分に確保できておらず、子どもの人数に対する保育士の最低人数を定めた配置基準の違反が頻繁に起きているのが現実です。
日中も配置基準ギリギリの人数しか確保されていないため、一人ひとりの子どもに気を配ることが難しい状況が多く、
そのため、子どもの体調が悪いときに気付いてあげられなかったり、相談を聞きづらくなったりしてしまう。
ケガの防止についても、乳児のケガはもちろん、子どもたちが取っ組み合いの喧嘩を始めたときに、頭を打ったり、顔をひっかいたりしないための注意も行き届きづらいようです。
保育士を退職したい場合はプロに相談を
今、条件の悪い保育園で働いている場合はプロに相談してみることをオススメします。
また、「保育士はしんどいので、また違う仕事に就いてみたい。」という場合には転職エージェントに相談すれば、他の仕事につくことが出来ます。
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保育士の一斉退職3つの例と起こる理由について
いかがでしたでしょうか?
保育士は過酷な労働環境で働いていることもあり、一斉退職が行われているところがあります。
厳しい労働環境でそのまま働きつづけるのがしんどい場合は、よりよい条件で働ける会社で働かられることをオススメします。
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