退職代行は100%成功する訳ではない
今よく話題になっている退職代行ですが、100%成功する訳ではありません。
退職代行を依頼する業者選びによっては、失敗に終わってしまうケースもあります。
退職代行で失敗しないためには、退職代行での失敗事例を知ったうえで、信頼できる退職代行業者を選び、依頼する必要があります。
今回は退職代行で失敗した実例を3つ紹介し、どうすれば失敗しないかの具体的な方法についてもご紹介しますので最後までお読みください。
退職代行の数は増えている
「退職したいけれども自分でその話を会社に出来ないので、代行してほしい」というニーズによりここ3年ほどで推定約3万件まで増えている退職代行の市場。
現代では長時間労働や過労死やセクハラなどが問題になっているなか、退職代行のニーズは高まっています。
仕事が終わりました、
もう無理だ…ここ最近毎日こんな時間だよ
今の状況じゃ私が辞めることできないけど、退職代行を使ってでも今すぐに辞めたいレベル🙄— Hikaru (@hi_r0318) July 31, 2020
そんなまだ歴史の浅い退職代行の失敗例について今回はまとめてみました。
退職代行で失敗した3つの実例
退職代行業者に依頼して失敗したよくあるケース3つ紹介します。
- ①業者と連絡がとれなくなる
- ②損害賠償を請求される
- ③費用が思っていたより高かった
これからそれぞれついて詳しくお話ししていきます。
退職代行の失敗例①業者と連絡がとれなくなる
退職代行業者と突然連絡が取れなくなってしまうことがあります。
退職代行を依頼して料金を支払うところまでは順調に進み、支払ったあとに業者からの連絡が無くなり、業者に電話をかけても繋がらず支払ったお金が返ってこなかった実例があります。
この詐欺のような実例は退職代行業界でも実際に起きているのが現状です。
この場合詐欺の疑いもありますが、弁護士資格を持たない退職代行業者が依頼人の退職する会社と交渉する「非弁行為」として摘発されたことで、退職代行会社・事務所が閉鎖され連絡が取れなくなることがあります。
弁護士に関する法律弁護士法では
弁護士又は弁護士法人でない者が報酬を得る目的で,訴訟事件,非訟事件等のほか「一般の法律事件」に関して,代理,和解等の法律事務を取り扱うこと等を業とすることを禁止しています。
出展:弁護士法72条
という風に記載されております。
退職代行を行う業者は基本的には弁護士の資格を持っていることが絶対的な条件になります。
ですが資格を持っていない悪徳業者や非弁行為を堂々としている業者や無責任な業者が存在しています。退職代行業者選びにはより慎重になることが大切です。
どこまでの業務を代行してもらえるのかを確認することが重要
会社に退職する意思を伝えただけで退職が完了する訳ではありません。
退職するにあたって、
- 退職金の計算
- 支払い方法の確定
- 未払いの賃金や残業代の確認
- 退職後の手続き書類の送付
などを行う必要があります。
退職代行の方がどこまでの仕事をするのかを確認しておかないと、お金だけ渡して連絡がつかなくなるケースがあります。しっかりと注意しましょう!
退職代行の失敗例②損害賠償を請求される
退職したことが原因で会社が損害を被ったと主張されら会社側から損害賠償を請求される可能性があります。
退職代行業者に依頼したことで、退職する会社から損害賠償を請求されるということではありません。
しかし悪質なブラック企業などは、そこに漬け込んで損害賠償請求することがあるので注意する必要があります。
会社側から損害賠償を請求された場合は、弁護士に依頼し示談交渉や裁判で争うか、請求を承諾しなければなりません。
そういった事態に備える為にも、顧問弁護士がいる退職代行業者かどうかを確認して依頼することが大切です。少しでも万一に備えられているほうが安心ですよね。
退職代行によって損害賠償を請求された例
ネットで実際に退職代行 を使用されている方のレビューを見ていると、
退職代行を使用し、退職した者です。
退職手続きの方は問題なく進んだのですが、
在職中に起こったクレームについて
2ヶ月後に損害賠償を請求すると
伝えられました。伝えられた文と致しましては
(退職代行の文章より)
「○○様(社長)よりご連絡がありました。
以前からお客様からのクレームが絶えず、
○○様(私)がいるせいでお店に来たくないなどと言われていたそうです。
今回のこともあり、2ヶ月後くらいに損害賠償請求をさせていただく予定です。」
との事です。出展:ヤフー知恵袋
といったような内容がありました。
厚生労働省でも入社直後の突然の退職により70万円の損害を被ったという実例もありますし、注意が必要ですね。
ただ、基本的には退職をしてもすべての場合において損害賠償を請求されるという訳ではありませんので、安心してください。
退職代行の失敗例③費用が思っていたより高かった
退職代行の費用はだいたい3万〜5万円が相場となっています。
しかし、相場も知らずにカウンセリングや打ち合わせを行い、最終的に8万円支払ったという実例があります。
退職代行業者によっては
- 雇用形態や勤続年数
- オプション
によっても料金が変わってきます。
親身なカウンセリングを受けていくうちに気付けばオプションが追加されているという可能性もあります。退職代行業者は近年増えてきているので、その中でも自分に合ったサービスを提供している業者を探すことが大切です。
これらを踏まえてつぎに業者選びのコツをお伝えしていきます。
退職代行で失敗しないための業者選びのコツ
退職代行に失敗しないためには、業者の選び方が重要です。ここでは業者の選びのコツをお伝えしていきます。
大きく2つです。
まずひとつ目に顧問弁護士がいることです。
先ほどもお伝えしましたが、退職代行会社に顧問弁護士がいることで、会社側の対応が違ったりリスクが大幅に軽減します。
退職の失敗を未然に防ぎ、円滑に退職するためにも顧問弁護士がいることをチェックしておくと良いでしょう。
もう一つはアフターフォローが充実していることです。
退職に成功したあとの色々な手続きや書類提出方法をレクチャーしてもらえます。
退職した後にも事務的な事で必要なことはたくさんありますので、こういった点に注意して進めることが大切です。
退職代行ではなく転職エージェントに相談することも可能
退職代行業者に数万円を支払って依頼する他に、転職エージェントで退職のサポートをしてもらうことも可能です。
転職エージェントの場合、数万円も支払う必要が無く、自力で円満退職する方法をキャリアイドバイザーがレクチャーしてくれ、退職後の転職先の紹介までしてもらえます。
正しい退職方法がよくわからない方・勇気を出して自力で円満退職したい方におすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェントのオススメはキミノミライ
オススメの転職エージェント株式会社キミノミライは厚生労働省に届け出を出して正式に登録されており、信用できる人材会社です。
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退職代行で失敗した例を3つ公開!業者選びのコツ まとめ
いかがでしたか?
今話題になっている退職代行ですが、そもそも転職エージェントを利用すると退職に関する費用がかからないということはあまり知られていません。
株式会社キミノミライでは仕事だけではなく住まいや不動産選びのサポートまで行い、オンラインで無料個別面談も行っています。
転職をする際には転職エージェントを活用すると、待遇などの条件を事前に細かく知る事ができますし、
- 「会社との退職交渉をどうするのか」
- 「転職の進め方や自己PRの仕方をどうすればいいのか」
といった悩みについても相談についても無料で相談することも出来ます。
「今すぐに転職したい」という場合でなくても、今の会社に少しでも不満を感じている場合は一度無料でのご相談をご検討ください。
また、退職をしてどういった理由で転職者が次の会社に転職しているのかを知りたい場合は下記の記事もあわせてお読みください。